もし家族葬にしていたら、とんでもないことになったはず。お父さんは自分の人生を低く見積もりすぎでした
お父さんの遺した手帳を開き、何か慰めになる言葉がないかと探していたときのこと。七十歳の誕生日を迎えた日に遺書に近いような言葉が記されていた。そこに「家族葬希望」の文字があり大騒ぎになった。知らなかったこととはいえ故人の想いを無視してしまった形になる。悪いことをしてしまった、という気持ちはあったが、それとは別に「それは無理だよ」と一同苦笑。実は式当日、平日にもかかわらずたくさんの方が参列してくださり、館内に納まりきらなくなるというハプニングが。急遽親族の控えの間まで参列席として準備してもらったのだ。